WordPressについて 2014.11.13
WordPressWordPressの使い方を何回かに分けてまとめます。
まず第一回はWordPressの大まかな概要についてのまとめです。
INDEX
- WordPressとは
- WordPressでできること
- WordPressが動くしくみ
1.WordPressとは
WordPressの日本語ローカルサイトにはこのように紹介されています。
WordPress (ワードプレス) は、オープンソースのブログ/CMS プラットフォームです。セマンティック Web、コードやデザインの美しさ、Web 標準、ユーザビリティなどを意識して開発されており、無料でダウンロードして使うことができます。
ここからはわかるのは、WordPressは
CMSツールの一つである
セマンティックWebやデザイン性、Web標準、ユーザビリティを意識して作られている
無料である
という3つの点です。
まずCMSはコンテンツマネージメントシステム(content management system)の略で、インターネット上に公開される様々な情報を管理するためのツールのことです。
テキストエディタ等は構築時には必要となってきますが、管理や更新にはCMSツールのみでできるところが利点です。
WordPressの他にも多種多様に存在します。(参考)
また、セマンティックWebやデザイン性、Web標準、ユーザビリティを意識して…、とあるように、WordPressはSEOに強いと言われています。
Webページとして理想的な形がはじめから備わっているので、SEO対策を特に気にすることなくコンテンツの充実という面に集中して制作できます。
さらに無料であるという点も大きな利点です。
この結果、WordPressは利用者も多く、他のCMSツールと比べ初心者でも導入しやすいと思います。
ちなみに、WordPressは当初はブログツールと呼ばれ、CMSではなかったのですが、バージョンアップを重ねてCMSの機能を取り入れてCMSと呼ばれるようになったようです。
そのためか、更新は比較的容易に可能ですが、大量のページ(数千ページ)の管理となると他のCMSツールに劣るらしいです。
2.WordPressでできること
さて、具体的にWordPressでは何ができるのでしょう?
実はWordPressは他のCMSツールと比べて、機能的に非常に優れているわけではありません。
WordPressを使い始めて、まずやることは必要なプラグインをダウンロードして、自分の目的に合わせてカスタマイズしていくことです。
裏を返せば、他のCMSツールと比べて、融通が利くということでもあります。
だから、WordPressを使いこなす知識が多ければ多いほど、できることはどんどん増えていくというわけです。
それを踏まえた上で、特に難しい知識はなくてもできる基本的なことを挙げたいと思います。
まず、WordPressではブログのような記事を簡単に作成し、公開することができます。
ここは見てもらった方が分かりやすいと思うので参考画像を貼ります。
左側に見えるのがWordPressのメニューです。
現在は新規投稿記事の編集画面が表示されています。
メニュー画面から新規追加を選択するとこの画面に移行し、コンテンツの内容を入力したあと、公開を選択すれば新しいコンテンツがインターネット上に公開されます。
Web制作を一度でもやったことがある方なら、その便利さは分かると思います。
個人的にはmixiと似ているなぁと思います。
また、HTML&CSSの知識がなくても記事の作成や更新は可能です。
あった方がより自由に作ることができますが、文字を大きくしたり、色を変えたり、画像を入れる等、基本的なことはすべて編集画面でボタンをクリックするだけでできます。
他にも必要なプラグインを追加したり、PHPを駆使すれば、掲示板のようなシステムや、ショッピングサイトも作ることができます。
私はまだ基本的なことしかできないので、詳しいやり方は書籍等を参考にして下さい。
3.WordPressが動くしくみ
最後はWordPressが動くしくみについてです。
WordPressは、PHPを使って動いています。
PHPは、プログラミング言語の一つで、その中でもスクリプト言語と言われています。
一般的なWebサイトはWebサーバー上のHTML&CSSの記述を、ブラウザを通して見ています。
どこにHTMLファイルがあるのか、という場所の指定がURLです。
(何か言いたいことがあるかもしれませんが、ひとまずぐっとこらえてください。)
WebサーバーはURLで指定された場所のhtmlファイルを表示しています。
そのWebサーバーへPHP等のスクリプトで命令を与えると、その通りに動いてくれるというわけです。
これを利用してWordPressは動いています。
WordPressの場合、ベースとなるphpファイルにたくさんのphp文(スクリプト)を記述することで、今見ているようなページを表示しています。
例えばこのページは、header.php、breadclumbs.php、content.php、sidebar.php等で構成されています。
phpでWebサーバーに対して、「○○.phpをここへ表示しろ」と命令をすることによって、ページが表示されているというわけです。
また、サーバーのデータベースと連携し、「投稿した記事の新しい順に並べろ」や「○○カテゴリーに属する記事を並べろ」などの命令をして、記事一覧ページやカテゴリー別のページを表示させています。
正直、PHPは難しいと思います。
私もまだほんのちょっとしか理解していません。
でも、基本的なブログサイトや企業サイトなら、WordPressに関する本を参考にしてPHP文を記述すれば、それほど知識がなくても作成することは可能です。
現に、このCreator Indexはその方法で作れました。
もちろん、これからビシバシPHPを勉強して、マスターしますよ!
さて、というわけでまとめです。
まとめ
- WordPressは、Web標準、ユーザビリティ、コードやデザインの美しさを意識した、無料のCMSツールである。
- WordPressは、簡単にコンテンツの作成と更新をすることができる。
- WordPressは、PHPというスクリプト言語を使ってWebサーバーを巧みに操りページを表示している。
最後になりましたが、私が使っている参考書を紹介します。
マイナビから出ている『WordPressをちゃんと使うための教科書』と、ソシムから出ている『WordPressデザインブック』です。
(リンクはamazonに飛びます。参考までに。)
詳しいことは別記事にて書くつもりですが、簡単に言うと前者はWordPressを導入するまでを詳しく書いてあります。
後者は導入後のカスタマイズ等が詳しいです。
ただ、私が初めに戻ってもう一度買うなら、ソシムの『WordPressレッスンブック』を買います。
本屋で立ち読みしまくったところ、手とり足とり言うがままに導入できる点が非常に良いと思いました。
その後でカスタマイズが必要になった際、『WordPressデザインブック』を購入するのがおすすめです。
ただ、ソシムのシリーズはPHPに関しては説明がほとんどありません。
PHPの理屈もちょっと知りたいよ!、という方は『WordPressをちゃんと使うための教科書』や、PHPの参考書を購入すると良いと思います。
※この記事は2014/11/21に大幅に文章を書き換えました。
Thanks for reading to the end!!